小論文対策+コラム - 早稲田生が贈る言葉 -
- 第25回 時事焦点FOR小論文 第三講 教育編2-3 金無きDQN!! 学力って何? -
これらの国々の事例が示すことは、
- 公立教育を重視(機会平等に努める)の重要性
- 教育の中身の検討
1は日本は少なくとも、結構ひどい。バカロレアみたく生徒が手書きした哲学一つ一つに目を通す労力すら厭って、 マークシートで済ます。OECDのデータでは、日本のGDPに対する教育機関への公的支出の割合は 2002年、3・5%で、OECD平均の5・1%を下回り、加盟国中で最低水準。 一方で私費負担の割合はOECD平均の21・9%を大きく上回り、58・5%と韓国に次いで2番目の高率。 公的支出の割合が高いのはやっぱり北欧諸国やイギリス、フランス、アメリカで学力ランキングでも上位を占めていた。 統計論的には公共支出をした方が学力向上に資する!?ってこと?!
それから2だが、我が国では明治近代化以後、外国から学問理論を輸入して、それらを翻訳・解読・吸収して各国に キャッチアップ(追いつき)していくという教育方針の下、読み書きそろばんといった基礎学力教育がベースに置かれてきた。 これが、受験産業の発展と共に「子供の自発性や自由な創造力を欠く」と批判の矢面に晒されてきた。 だけど、基礎学力教育と応用学力をバランス良く育てる国の方が今では上位に名を連ねている。バカロレアのように、 直接的には関連が無いかもしれないが「哲学」のような科目に取り熊させることで思考に馴れがつき、数学的思考問題への 対応力が上がっていたりもするのかもしれない。OECD調査の対象にならない分野の、数字で評価できない「学力」への 梃入れが、実はいわゆる数字で評価される「学力」向上にも繋がっていたというパターン。
結論から言って、
- 教育の階層固定化や機会不平等って公立教育の中身次第で改善できる→一億総DQNは回避できるかもよ?
- 学力低下学力低下っつーけど、一体学力って何なのよ?数字で評価できる学力にばっか囚われてたら、 フランスとかに負けるかもしんねーよ?
という話です。
「如何にして、ランキング増やすか?!」「ゆとりから脱却するか!?」
に固執する余り、見過ごされがちな「階層固定化」と「学力の定義って?」の二つの視点。 小論文書く際に、ちょっと考えの足しにしてみてください。
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