小論文対策+コラム - 早稲田生が贈る言葉 -
- 第22回 時事焦点FOR小論文 第二講 教育編1- 人殺すないうてもわからん時代3 -
「俺は、お前が殺されたら嫌なんだ」
こういうことを、絶えず語りかけてやれば良いだけなのだ。(公共広告機構ぽい?w)
このように、凶悪な少年犯罪の動機に「アノミー」(無規範、無連帯)を挙げる社会学者は多い。これはつまり、他者とのコミュニケーションが希薄化し、 孤独と閉塞の中で「誰かに自分を意識してほしい」という暴力的な衝動から犯罪に走るという傾向を示している。
ニートに至っては孤独と閉塞を無気力が凌駕してしまったケース。
親の世代が高度経済成長期までに輸出産業で貯めてきた資産がバブル崩壊で一部減少され、今後の日本はアジア(特に中国)の成長から 輸出産業に困難が生じるため、うまく親の世代の資産を運用して生きていくことを求められる。
ニートの中には、無気力というよりこのことを漠然と知覚している人もいるのだろう。学歴も無く、働いても収入なんて限られているから どうせなら親の金で生きた方が良い、と。もっとも彼らの親の金の運用方法は、大部分が「投資」ではなく「浪費」だが。
「他者とのコミュニケートを渇望している人」と「他者とのコミュニケートに疲れちゃった人」……両者に共通するのは、 「コミュニケーション」がキーワードとなっていることだろうか。このようにコミュニケーションの内容が人の育成を左右するとすれば、 戦後教育の失敗を乗り越える教育改革のキーワードは「人が集う場所」としての「学校」、「現場」にこそある。
きっと、今後小論文問題でもこの「教育勅語」についての問題文付きで、「教育の未来」的な論題が出題されると思う。 そんな時は冷静に、問題文を疑ってみてから答案を作成してみて欲しい。「自分がいた学校に犯罪者や引きこもりを育むような部分は無かったか」を 考え直してみたらイメージが掴みやすいはずだ。
ところで、もうお気づきの方もいるかと思うが教育改革の内容は少年犯罪の未然的阻止、ニート問題阻止といった「ネガティブ」ばかりでは無くていい。 中には、国力増強とは言わないまでも、自分自身がイキイキとしながら活躍し、結果的に自国のイメージまで上げちゃった……というイチローや松井秀樹の ような人材を育成しよう!という「ポジティブ」な内容があったって良い。
だけど、才能さえありゃあ誰しも皆が各分野のイチローに目指せるの?彼がいけないんじゃないんです!貧乏がいけないんです!!
次回は、「世界に冠たる人材育成」と「教育とお金」のお話について。
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