小論文対策+コラム - 早稲田生が贈る言葉 -
- 第11回 学問悶々編1 「大学で何を学ぶか」-
勉強は「勉を強いる」と書くけれど、学問は「問い、学ぶ」と書く。
前者に学ぶ者の「能動性」は無いけれど、後者には明らかな「能動性」が必要となる。
君たちはもう気づいているかもしれないけれど、この国では義務教育6年間プラス高校に行く人は3年間の勉強期間。 その期間を乗り越えて大学に入ったら、今度は「勉を強いられる」のは前後期の試験直前以外にあまり無い、 「学問」のための期間が花開くというわけだ。
え?ちょっと待て?謳ってんじゃねえ!と言いたい奴がいるかもしれない。
うん、
「俺は大学入ったら髪も染めて合コンとか行って遊び倒してやるんだよ!いわゆるひとつの大学デビューってやつをやってみるんだよ!」
とか、
「どうせ大学で学ぶことなんて、社会人になって企業に勤め始めたら役に立たないことばっかですよ。教養なんて」
などとせせら笑うBOYS&GIRLSの群像がありありと感じられるぜ。
確かに大学の授業を紐解いてみると、
「現代文化概論」
「政治学古典講読」
「哲学史」
などと……会社に入ったら役に立たぬ「市場価値」の糞欠片も無いようなタイトルが躍っている。
最近では「インターンシップ(学生が企業に体験就職するプログラム)」や「キャリアデザイン (どんな社会人生活を送りたいか学生に自己啓発……あ、間違えた。自己分析させる授業)を 取り入れる大学も増えてきているけれど、歴史的な見地からいって原則的に大学は「研究者を育てるための機関」だ。
ドラゴン桜でもあの暴走族弁護士が言っていたように、東京帝国大学は「富国強兵」を体現する「強い日本」を創っていくために、 その理論的基盤を作る使命を持って誕生した。
僕の通う早稲田大学は、政界を下野した大隈重信が東大勢力によって作られた官憲へのアンチテーゼ(対案) を投げられる人材を創出する機関として作った東京専門学校(日本史で習ったよね)が原型だ。
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