受験の定石 - 東大生が教えるやさしい勉強法 -
- 第26回 古典は空気3-
例えば、「諌める」という言葉があります。最初はなんて読むかも分からないし、意味も分からないかもしれません。
特に漢文で多いのですが、
「王様が何か政策を行っているが、それは庶民にとってはいい影響を与えているものではない。 そんな王様に対して、知識人が王の政策の誤りと対策案を進言する。そして、庶民は苦しみから解放される。」
というのがパターンです。
で、この話の中での「王の政策の誤りと対策案を進言する」というところが「諌める」という行為にあたります。
立場的に上の人間に対してあえて忠告を言う。
立場が上の人間に忠告をすることはもしも王の機嫌を損ねてしまったら自分の立場をも失いかねない非常にリスクの高いことではあります。
でも、それでは苦しむ人をいつまでもほうっておくことになってしまう。だからこそ決心して「諌める」という行為にでる。
そういった深い文脈が「諌める」というたった一語の後ろにはあります。
「諌める」という言葉をただ単に憶えるのみならず、それがどのような文脈の中で生きる言葉なのか、 意識することで学ぶべきことが見えてきます。
具体的な勉強の進め方を話してしまいますが、まずは単語・文法を憶えてください。 ただし、その際に、学校で配られるような「文法要覧」のような文法のこと全てが乗っているようなものをあえてやる必要は全くありません。
前に言ったように、読めればいいんです。
他の「書く」「聞く」「話す」スキルは全く求められていない。
単語・文法について必要なことを最低限おさえて、あとはそれを元に空気をよめば十分です。
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