受験の定石 - 東大生が教えるやさしい勉強法 -
- 第20回 英語は暗記 5 -
でも、だからと言って、学校の現場レベルで
「よーし!音声教材をいっぱい使ったり外国人を呼んできて(ぬるい)ゲームをさせたりして速読力やリスニング力をつけて『コミュニケーション能力』をつけるぞー!」
という流れに無自覚にのってしまっているような、私が知る限りでの、多くのところでの現状は受験に対してのマイナスにこそなってはいてもプラスにはなっていません。
「コミュニケーション能力の養成」というのが理解されているようでコンセンサスが取れない言葉で
「ネイティブのように英語を理解し、すらすら読み書きをする。さらに、聞く・話すもできるようにしていく」
というようなニュアンスで語られることが多いですが、実際それに対してはどんな対策をすればいいのか、そういう対策の成功例があるのであれば、それはどういうモノ・人なのか、見えている人は少ないでしょう。
具体的に何をすればいいのかわからないままにただ雰囲気がすごそうだからという理由だけで
「今までにない斬新なことが求められている!」
とのぼせていても何の生産性の向上にもつながらないわけで必要な対処法を具体的に洗い出す必要があります。
元の話に戻りましょう。
語学教育に求められているものは、もちろん「コミュニケーション能力の養成」もあるでしょうが、入試を視野に入れた場合は、それは具体的に対策のしようがないと言っても過言ではない状況があります。
10年以上日本語のみで物事を感じ考え記憶しながら育ってしまったネイティブじゃない人間に「ネイティブのように英語をすらすら」と今更せき立てて色々ネイティブ的な思考法やネイティブの発音などを他の教科も勉強しなければならない少ない時間のなかで教えてもやはり「とってつけたようなもの」にしかなりません。
少なくとも、私自身そうでしたし、大学でも、年少期に生活の大部分を英語で過ごした帰国子女以外でネイティブのように聞き・話す人間は見たことが無いです。
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